ニットを家庭で気軽に洗濯できたら...そうでなくても忙しい毎日に、
少しでも家事の負担を軽減したい、でもやっぱり天然素材にもこだわりたい。
今回はそんな私たちの要望を満たしてくれる、
コーエンの“洗える”ラムウールをご紹介します。
冬の天然素材といえば、ニットの素材として代表的な羊毛(ウール)。
一般的なウールには、静電気防止や抗菌防臭効果が天然由来の機能として備わっています。そして何よりその弾力性と風合いがウールの良さ。その良さを保ったまま、ご家庭で手洗い可能なウールの開発が実現したのです。
近年では、混紡素材の洗えるニットは多く見られますが、コーエンのウィメンズでは、ラムウール100%にこだわったアイテムを展開しています。なぜなら、やはり天然素材100%の良さを感じて欲しいから。
そもそも、ウールは水を通すと縮むもの。それは、繊維の表面にあるスケールという毛羽立ちが、水に濡れると開き、揉むことで絡み合い収縮するから。これをフェルト化と言います。このフェルト化を防ぐために、加工により毛羽立ちを除去します。そうすることで、洗った時にも縮みにくいウールが出来上がるのです。
実際に何度も洗ってみたり、検査機関を通して、コーエンで開発したラムウールは、天然素材ならではの弾力性とふくらみのある風合いを持っています。そして100%のラムウールは暖かさが違います。
洗っても縮まないように加工することにはもう1つのメリットがあります。それは、発色性が良くなること。それにより、さまざまな色のニットを作ることができました。秋にはオレンジやブラウンなどのほっこりしたカラーから、春先に向けてラベンダーやオフホワイトの爽やかなカラーをラインナップ。
コーエン独自のこだわりの1つには、デザインバリエーションの豊富さもあります。ウィメンズだけでも、クルーネック、ハイネック、Vネック、カーディガンなど8種類のデザインで展開しています。コーディネートに合わせて様々なタイプを選んで欲しいから。
メンズでは、ナイロン混のウールを採用しています。なぜなら、100%のウールに比べてケアがより簡単なのに加え、メンズならではの表情のある編み地を実現するため。立体的な畔(あぜ)編みにこだわっていますが、ナイロン混にすることで、重たくならずに程よく厚みのある編み方ができるのです。
そして、袖とボディの縫い目も、リンキングと呼ばれるニット特有の編み方によってつなぎ合わせているので、伸縮性があり型くずれしにくいのも特徴です。お値打ち感のある価格はそのままに、手間をかけることには妥協しない、それがコーエンのものづくりへのこだわりです。